後回し

好きだって言って。私のことが好きだって言って。必要だって言って。欲しいって言って。触れて抱き締めて頭を撫でて。いつも傍にいて。
…無理というかうざいというかなんだそれ。フィクションならそういうのは好きだがな。
でもそうなんだ。実の所自分の心の中はそれで一杯。自分優先。ほらワタシを愛してワタシをワタシをワタシを!!
そんな私の自己満足。何はともあれ生死の鍵を握っている状態。圧倒的な有利。完全なる依存。誰よりも何よりもワタシを!必要としてくれる存在。
赤子だ。
まあそれはいいや。4回も味わった。つうか結構まだ尻尾引きずってるだろう子どもたち。そろそろ面倒くさい。うっとうしい。さっさと何とかしろ。と思ってはみるものの。
最初の子は物珍しい。次の子は性別が違う。末っ子は上の子らの思い出まで背負って小さい子の役得だ。…ならば中間子の彼は?
・・・一切合財すべて後回し。そして彼はワタシじゃない誰かに1対1で相手をして?と求めているような気がする。学校関連でも。さあどうする?見抜かれていた相談先の専門家。でも私は姉を優先したいと答えた。私の中で彼の占める割合は今、とても小さい。酷く微かだ。それはもう…申し訳ないくらいに。
後回しだ。