本当に痛い時

また火傷した。三男が。
例によってお湯だ。2度目かなこれで。前回はポットのお湯だった。足のかかとあたり水ぶくれになったんだった…。
かれこれ1年前くらいだったか?


今回も足だ。太ももあたり。
姉が『紅茶』を入れてやろうとしたらしい。パジャマ替わりの柔かい生地のズボンの上から、だったので、まだしも前回のような重症ではなかったけど…赤くなっていた。


「あち〜!いたい〜!」


言葉も出かかっているので、そう言って泣いた。泣き方も声も全然違う。『本当に』『切羽詰って』痛いんだ!!というのが切実に伝わってくる泣き方だ。


「ごめんね、ごめんね」
本人は、水で冷やすとすぐに泣き止んだけど、赤くなった足を見て、長女の方が泣いてしまった。
私も結構きつく長女を叱ってしまった。
そろそろ『お休み』の時間なのに、なぜまた『紅茶』を?


でも本当は私がちゃんと見ていれば良かったんだ。
紅茶にしたって、「入れたい」という彼女の意を汲んで、手伝ってあげれば良かったんだ。
自分でやりたかったんだから。


「できないならやらないで」
だなんて。
酷い否定。